デクの棒は子供リンクが使えるアイテムの中で、最も高い攻撃力を持つ武器である。マスターソードと同じダメージ計算を利用しているため、普通の敵に 2 倍のダメージが与えられるということに加えて、ガノンに大ダメージを与えることもできる。
デクの棒のデメリットのひとつは、硬いものに対して振ると折れてしまうことである。この問題の解決法は 2 つある。
コキリの剣をスキップしてデクの棒を剣アイテムの代用として使う場合、デクの棒をどこかで入手しなくてはならない。その場合 10 ルピーでコキリの森の店から買う・デクババを倒して入手する・井戸の底にあるツボから入手する、この 3 箇所が利用しやすい。
フレームストレージ(Flame Storage)という技を使えば、棒の先端を直接火に付けずに着火できる。
大人時代ではデクの棒を B ボタンにセットすることが可能で、方法も複数存在する。ただし iQue 版または 64 実機版(全バージョン)でプレイしている場合は、大人でデクの棒を使うとクラッシュする。
忘れられがちな武器アイテム。デクの実は 1 つ投げるだけで複数の敵を硬直させたり、倒したりすることができる。幼生ゴーマの卵やシャボム、バリネード戦で出てくるクラゲモンスターなどを素早く倒すにはデクの実が有効である。また、デクの実を使ってボムチュウを起爆することもできる。
ボムチュウは非常に有用なアイテムで、活用すれば一部のメインクエストを無視したり様々なショートカットが利用できるようになったりする。ボムチュウの機能は爆弾と大体同じであるため、ほとんどの場所では爆弾かボムチュウのどちらかがあれば事足りる。ホバリング(Hovering)やメガフリップ(Megaflip)、メガサイド(Megasidehop)などの技は爆弾でもボムチュウでも発動できる。ただしボムチュウ特有のメリットや特徴がいくつかある。
先にボムチュウを取れば腕輪やグローブを取らずに爆弾を入手できようになる。
ポウを C 右にセットし RBA(Reverse Bottle Adventure)をするとボムチュウの数を増やすことができる。
通常のボトルアドベンチャー(Bottle Adventure)のやり方では B ボタンにボムチュウをセットすることはできない。詳しくはミニゲームアイテムを B にセットするのページを参照。
爆弾はスピードランにおいて非常に有用なアイテムである。ボムチュウの機能は爆弾と大体同じで、ほとんどの場所では爆弾かボムチュウのどちらかがあれば事足りる。ホバリング(Hovering)や逆滑走(Superslide)などの技は爆弾でもボムチュウでも発動できる。
爆弾にはいくつかボムチュウにはない特徴がある。
都合のいいことに爆弾は大人の初期装備として登録されており、最初に大人になる時に必ず C ボタンにセットされる。RBA を使えば通常のものと同じ効果をもつ爆弾袋を入手することができるため、これを利用すればドドンゴの洞窟にある爆弾袋を取りに行かずとも爆弾を入手できるようになる。この方法で爆弾を入手するとメニューのアイテム一覧に爆弾を追加することはできなくなる。この状態でドドンゴの洞窟の宝箱を開くと爆弾袋 20 というアイテムが手に入るようになってしまうためである。このアイテムはボムチュウのスロットに上書きされる。
爆弾やボムチュウを 1 度に取り出せる数は 3 個までである。
妖精の弓とパチンコは共通点の多いアイテムである。フックショットやブーメランと比較すると矢やデクの種は素早く目標に届くことから、両アイテムはリンクのアイテムの中で最も優秀な遠距離武器と言える。目玉スイッチを起動できるアイテムは弓とパチンコのみである。
矢の利用法のひとつとして燭台着火があり、炎の中をくぐらせながら燭台に向かって矢を放つと火を灯すことができる。時々利用されるテクニックである。
弓・パチンコ・魔法の矢、これらのアイテムには少々変わった特徴があり、3 つのアイテムのどれを使用しても大人リンクの場合は弓を取り出し、子供リンクの場合はパチンコを取り出す。この仕様により、魔法の矢のどれかひとつを入手し、RBA(Reverse Bottle Adventure)で矢立を入手すれば、森の神殿で弓を取らなくても弓が使えるようになる。矢立は矢を使えるようにするために必要になる。
変わった特徴はもうひとつあり、魔法の矢 3 種を表すアイテムは各属性ごとに 2 つずつ存在する。1 つ目は 1 本の魔法の矢が描かれているアイコンで、通常このアイテムは装備することができない。2 つ目は弓と魔法の矢が合わせて描かれているアイコンである。どちらも機能は同じである。
炎の矢(MP 消費 2)が使われる機会はあまり多くない。炎の矢が必須となる仕掛けがガノン城の結界エリアにしかないことが理由である。本来炎の矢で攻略することになっている仕掛けは、すべて他の方法を利用するかディンの炎で代用することで解くことができる。詳しくは炎の矢スキップ(Skipping the Fire Arrows)のページを参照。
しかしデクの樹を攻略する際は炎の矢は大変有用である。炎の矢があればボス部屋への道を塞ぐ 2 つのクモの巣を燃やすことができる。
氷の矢(MP 消費 2)を利用する仕掛けはゲーム内に 1 つもない。唯一の大きな特徴は、ボンゴボンゴが氷の矢に対して「隠し弱点」を持っていることである。ボンゴボンゴのどちらかの手に向かって氷の矢を撃つと手を凍らせることができ、するとボンゴボンゴは反対の手で氷を砕こうとする。この時ボンゴボンゴは同時に「目」も見せてしまうため、この間に目を攻撃できるようになる。また、氷の矢の入手は比較的簡単であるため、ビンゴやパズルレースなどでは氷の矢を入手することもある。上の項で説明した通り、氷の矢を入手すれば森の神殿に妖精の弓を取りに行かなくても弓が使えるようになるためである。
光の矢(MP 消費 4)はガノンドロフをひるませることができる唯一の武器であるため、ガノンドロフにダメージを与えるには光の矢が必要になる。光の矢を使えばほとんどの敵を一撃で倒せる。光の矢で倒すと敵は必ず紫ルピーを落とす。
光の矢は闇のメダルと魂のメダルを集めるだけで入手できる。
妖精のオカリナと時のオカリナは、どちらも機能は同じである。RBA を使って時の歌を取得すれば妖精のオカリナで時の扉を開けることも可能。
オカリナを取り出すと、オカリナを取り出している間ゲームの一部の時間が止まる。これは曲の演奏中に敵などに邪魔されないようにするための仕組みである。この効果を利用すれば時間を止めながら一部の物や効果の時間だけを進めることができる(ダメージバッファなどはこのテクニックを利用した技である)。
オカリナアイテム(Ocarina Items)というバグ技があるためオカリナは取らなくても問題ない。オカリナアイテムは様々なアイテムを完全にオカリナと同じアイテムとして使うバグ技である。
RBA(Reverse Bottle Adventure)を使うと一部の曲を入手することができる。ムシを B に入れ(多くのアイテムを入手するにはムシを使うのが 1 番良い)、あやしいクスリを C 右にセットして RBA をすると、精霊石全種とともに時の歌を入手することができる。ただしこの RBA をすると嵐の歌が消え、同時にもだえ石とゲルドの会員証も消えしまう。
ムシを B にいれ(多くのアイテムを入手するにはムシを使うのが 1 番良い)、密猟者のノコギリを C 右に入れて RBA をすると、現在の歌取得状況に関わらず、水のセレナーデ・闇のノクターン・光のプレリュード・ゼルダの子守唄が手に入り、(取得していれば)魂のレクイエム・エポナの歌・サリアの歌・太陽の歌が消える。
妖精のオカリナと時のオカリナのどちらも持っていない場合、ムービー中にリンクが構えるのは必ず時のオカリナになる。また、妖精のオカリナを使用しても大人リンクが構えるのは必ず時のオカリナになる。本来大人リンクのキャラクターモデルが妖精のオカリナを持つことはありえないため、大人リンクには時のオカリナ用のプログラムしか用意されていないのが原因である。
ゼルダの子守唄は重要な歌で、妖精の泉でアイテムや能力強化を取得する時には必ず必要になる。その中で特に重要となるのが魔力である。
ゴロンの腕輪の入手に関して、ゼルダの子守唄は理論上は不要であるが(デスマウンテン火口からダルニアの部屋に入ることができるため)、以下の理由により子守唄を取らずに腕輪を取る方法は実用的ではない。
太陽の歌を演奏すると、次の日の始まり、またはその日の夜の時間帯の始まりまで時間を進めることができる。また、時オカ裏では魂の神殿の仕掛けを解くために必要になる。
通常太陽の歌を入手するにはゼルダの子守唄を入手して王家の墓の前で子守唄を演奏する必要がある。しかしホバリングで地面の下へ行き、そこからロード空間に入れば子守唄なしでも入手できる。
太陽の歌にはリーデッドとギブドをしばらくの間硬直させる効果がある。
習得した歌を保存する枠は 12 個しかないが、その 12 個の歌以外にもう 1 つ習得できる歌が存在し、その歌は案山子の歌と呼ばれている(ピエールの歌と呼ばれることもある)。
子供時代にハイリア湖に行ったら、ボヌールという名前の案山子の前でオカリナを取り出し、任意の 8 音の曲を作る。これで案山子の歌を「習得」することができる。作成する曲には 2 つの条件がある。1 つは 2 つ以上の音を使った曲であること、もう 1 つは曲の中に他の 12 個の曲と同じメロディが入っていないことである。ピエールを呼ぶと毎回作成した時と同じ速度で案山子の歌が再生されるので、ボヌールの前で曲を作る時はできる限り速い速度で演奏するのが望ましい。
案山子の歌を覚えた後、大人時代に再度ボヌールの場所へ戻って作成した曲を演奏すると案山子の歌が強化され、これにより案山子ピエールを呼び出すことができるようになる。案山子はフックショットの的として利用できる。案山子が呼び出せる場所の近くに立つと、ナビィが案山子の出てくる場所へ飛んでいき緑色になる。案山子を呼び出せる場所のうち、特に利用価値の高いものを以下に列挙する。
箇所はハイリア湖にある土に魔法の豆を植える方法でも行くことが可能。最後の呼び出しポイントは炎の矢の近くにあり、ここの案山子を利用すれば水の神殿をクリアせずに炎の矢を入手することができる。案山子はロングショットでぎりぎり届く位置に現れる。
魔力ゲージは魔力を消費するアイテムを使う際に必ず必要となる。魔力ゲージと溜め回転斬りは、デスマウンテンの頂上にある大妖精の泉でゼルダの子守唄を吹くと使えるようになる。他の大妖精を呼び出すには、まず最初にこの能力を受け取る必要がある。
魔力ゲージは最大 24 MPで、魔力 2 倍を手に入れると最大 48 MP になる。
溜め回転斬り(MP 消費 1)が役に立つ機会はあまりなく、活用できる要素は回転斬りの範囲が広がるという効果のみである。溜め回転斬りにはレベルがあり、青と赤の 2 段階が存在する。クイック回転をすると青レベルの溜め回転斬りになるが、魔力を消費せずに繰り出すことができる。溜め回転斬りをする際、最大まで溜めるのは無駄である。ダメージは普通の回転斬りと変わらない上、攻撃までに時間がかかり、さらにダメージを受けると溜めが解除されてしまう。
仕掛けの中にはクリスタルスイッチをゲートや柵の奥に置いて、溜め回転斬りで解かせようとするものがあるが、これらの仕掛けはジャンプ斬りでも攻略可能である。
ディンの炎(MP 消費 6)は魔法アイテムのひとつで、ハイラル城周辺にある大妖精の泉で入手することができる。ディンの炎を使う仕掛けはすべてディンの炎を使わなくても他の方法を利用するか、炎の矢で代用することで解くことができる。詳しくはディンの炎スキップのページを参照。
しかしデクの樹を攻略する際はディンの炎は大変有用である。ディンの炎があればボス部屋への道を塞ぐ 2 つのクモの巣を燃やすことができる。
炎の矢と比較した時、ディンの炎の特徴の 1 つはダイビングに利用できることである。この技を使えばヘビィブーツをスキップできる。
邪神像入り口付近にある大妖精の泉で入手することができる。ネールの愛を使えばハートが減らなくなるが、ダメージを受ける際の仰け反りは防げない。
ネールの愛が発動していてもカウントダウンタイマー系の死亡は防げない。この方法で死亡すると他の魔法アイテムの使用制限状態が解除される。ネールの愛発動中に別の魔法アイテムを使用できるようになるが、使用するとゲームはクラッシュする。
ネールの愛を利用すると逆滑走(Superslide)とメガフリップ(Megaflip)を簡単に発動させることができる。ただし通常の方法を使う場合と比べて時間のロスはかなり大きい。
ネールの愛発動中にオカリナで曲を演奏すると、曲の種類によって変わった現象が起こる。
フロルの風(MP 消費 6)は魔法アイテムのひとつで、ゾーラの泉にある大妖精の泉で入手することができる。他の魔法アイテムと同様に、入手の際はゼルダの子守唄が必要。
1 回目の使用でダンジョンに帰還ポイントを設置し、2 回目の使用でポイントに戻るか、または消去することができる。一見するとフロルの風の機能は単純に思える。しかしフロルの風を B にセットする技やロングワープ(Wrong Warp)などのバグ技に関係するため、フロルの風の仕組みについてもう少し深く知る必要がある。
フロルの風を使って帰還ポイントを設置する時、3 つの情報が保存される。
エントランス ID は、基本的には読み込むシーン(地域全体)を判別するためのデータで、リンクをエリアのどこに配置するかを決めるデータではない。保存されるエントランス ID は必ず最後に使ったエントランスになる。ただし穴(隠し穴)の中で帰還ポイントを設置した場合は例外で、この場合は穴に入るひとつ前のエントランスが保存される。
マップ番号はエリアのどの区域(ダンジョンの場合は部屋)をロードするかを決めるデータである。
座標と方向データは、フィールドに入った時の初期位置、または最後に開いた扉の情報を表す。
最後のデータは一時フラグである。一時フラグには 2 種類ある。1 つ目はスイッチ類の情報を保存するフラグで、青スイッチやガノン城脱出イベント中にゼルダが開けるゲートなどに関係している。2 つめは収集アイテム類の情報を保存するフラグで、回復ハートやルピーに関係している。重要なのは、フロルの風は、部屋に入った時に設定される上記のデータのみしか記憶しないということである。
フロルの風に関してもうひとつ重要なことは、時代移動をすると帰還ポイントが消えてしまうことである。光の矢のムービーを見た時にもフロルの風の帰還ポイントは消えるので注意。光の矢ムービー中に強制的に子供に戻されるのが原因である。
フロルの風は、主にロングワープやボイドワープ(Void Warp)などに使われ、他にも様々な技やテクニックで使われている。
フックショット(とロングフック、ロングフックはフックショットと機能は同じだがリーチが長い)は、ゲーム中の全アイテムの中でも非常に有用なアイテムである。
フックショットとロングフックは同じアイテムスロットに入るため、先にロングフックを所持した状態でフックショットを入手すると、スロット内のロングフックはフックショットに上書きされてしまう。
フックショットかロングフックが必要なスピードランでは、多くの場合ロングフックではなくフックショットが使われる。バグ技やテクニックを使えば本来ロングフックが必要な場所はロングフック無しで攻略できる上、目的地が水の神殿でない限りフックショットの方が短時間で入手できるからである。
何かにフックショットを撃ち込むと、鎖で対象物に向かって飛んでいる間リンクは一時的に無敵状態になり、また障害物をすりぬけることができるようになる。しかしエポナに乗りながら何かにフックショットを撃ち込むと(エポナに乗る前に B ボタンを空にするとできる)、対象物に向かって飛ぶことができなくなる。この状態でエポナから降りると無敵状態が解除されて再びダメージを受けるようになり、またフックショットが的に刺さった状態で歩くことができるようになる。
なぜかヘビィブーツを履いた状態でフックショットを使って飛ぶとリンクにかかる重力が強くなる。
対象物に対して壁越しにフックショットを撃ち込むと壁をすり抜けることができる。
ギブド・リーデッド・ブリザード・アイアンナック、これらの敵にフックショットを撃ち込むとフックショットが引っ掛かり、打ち込んだ敵に向かって飛んで行く。この特徴を利用すれば、これらの敵が現れる部屋で様々な壁をすり抜けることができる。
フックショットでダメージを与えられることがある。ファントムガノン戦やボンゴボンゴ戦では妖精の弓の代わりとして使うことができる。
使い道はほとんどないが、フックショットメガジャンプ(Hookshot Megajump)という技を使えば上空に向かって大ジャンプすることができる。この現象が発生する条件は、フックショットを何かに差し込むのと同時に、同じフレームで死亡してビンの妖精で復活することである。メガジャンプは、フックショットの鎖を長く伸ばす・ヘビィブーツを履く・水の中から撃つなどするとより高くジャンプできる。
ウィアードショット(Weirdshot)はやや特殊なバグ技で、使うと実際に立っている場所の地面の下からフックショットを使うことができる。ウィアードショット特有の視点を利用すれば、他の方法ではフックショットが届かない物にもフックショットを刺すことができるようになる。この技を行うためには、まずウィアードスライド(Weirdslide)をしてモーションバグを発生させ、その後バグが発生している間の特定のフレームでフックショットを取り出す。
フィールドの地形情報は常にロードされているため、ロードされていない(ように見える)部屋の中でも壁などにフックショットを撃ち込むことができる。ただしフックショットを撃ち込む壁がアクターである場合は不可。
また、フックショットは森の神殿のボス鍵スキップ(Forest Temple Boss Key Skip)をする際も有用である(ただし必須ではない)。
子供でフックショットやロングフックを装備することは不可能だが、何らかの方法で装備できるようにしても、フックショットやロングフックを使おうとした瞬間にソフトロックしてしまう。
ブーメランはかなり面白い特徴を持つ。バリネードにダメージを与えられる武器はブーメランのみである。パチンコやデクの実に比べるとあまり使い勝手が良くないため、主な使用用途は黄金のスタルチュラ集めである。時オカ裏に関して、ブーメランで「牛スイッチ」を起動することはできない。
ボトルアドベンチャー(Bottle Adventure)を利用すれば大人の B にブーメランを装備することができる。通常のブーメランと同様に使用できるが、見た目は透明になる。
スピードランに関して言えば、まことのメガネの使い道はほとんどない。宝箱屋のハートのかけらを除いて、まことのメガネが本来必要な仕掛けはすべて解法を覚えれば解くことができる。したがって、通常はビンの複製先として利用すると良い。
魔法の豆はゾーラ川の豆屋から購入できる。最初は 10 ルピーで、豆を購入するごとに 10 ルピーずつ値上がりし、最終的に 10 個目の豆の値段は 100 ルピーになる。豆には個数拡張アイテムがなく、また入手できる個数は通常 10 個までであるため、豆の最大保持数は 255 個である。
メガトンハンマーはヴァルバジアを倒すことができる唯一の武器である。茶色と赤の岩を壊すことができるが、銀の岩は壊せない。また、デクの樹のボス部屋をふさいでいる 2-3-1 デクナッツは、盾の代わりにハンマーを使って倒すことが可能。
ビンもまた時のオカリナスピードランにおける重要アイテムである。ビンは通常の機能だけでも様々な使い方ができるが、バグを使った活用方法も多くある。
時のオカリナでは 4 つのビンが入手でき、入手場所は以下の通り。ビンは 1 つずつ入るアイテムスロットが決まっているわけではなく、単純に入手した順にアイテム一覧の左から右へと追加されていく。
ビッグポウを集めるためにはビンが必要なので、先に子供でビンを入手しないと大人でビンを入手することはできない。あるいはGIMを利用してビンを入手する。
ビンはオカリナアイテムバグ(Ocarina Items Glitch)の発動に使うことができる。このバグを利用すればオカリナのスキップができる。
ビン複製バグ(Bottle Duplication)を使うと、ビンの中身を別のアイテムスロットに複製することができる。このバグの利用目的は、多くのビンアイテムを持てるようにする・ルトの手紙に上書きしてビンの中身を使えるようにするなどである。
RBA(Reverse Bottle Adventure)はビンを増やすことができるという点ではビン複製バグに似ているが、異なるのは通常のアイテムスロット 24 個よりも外側の領域にビンのデータを書き込むことができるという点である。これを利用してメモリ操作をすることができる。
4 個のビンスロットのうち、3 つのスロットは RBA でビンを書き込むことが可能。
BA(Bottle Adventure)はほとんどのアイテムを B ボタンにセットできるバグ技である。BA は準備に手間が掛かること、剣を失うと不便であることなどが理由であまり利用される機会は多くない。BA の利点のひとつは、本来あるエリアに入ると使用制限がかけられてしまうアイテムも BA を利用すればそのエリアで使えるようになることである。
ムシをビンから出すとムシ 3 匹分のアクターが生成されるため、これを利用してムシを「増やす」ことが可能。
時オカで入手できる剣系武器は、基本的にはコキリの剣・マスターソード、ダイゴロン刀(巨人のナイフ)の 3 種である。さらに「剣に似た特徴を持つ武器」もあり、こちらはデクの棒とメガトンハンマーの 2 種である。盾を装備していれば、剣系武器または剣に似たアイテムを使って盾突きを発動させることができるため、これを利用して残像剣(ISG)や盾突きのダメージ保存テクニック(Power Crouch Stab)を使うことができる。
コキリの剣は、子供リンクが B ボタンに装備する武器である。コキリの森にある小さな岩迷路の中にある。子供時代に戻ると必ず B ボタンにセットされるため、コキリの剣が完全に使えなくなることはない。
通常コキリの剣の攻撃力はマスターソードとデクの棒の半分しかない(ただし例外あり)。
コキリの剣の入っている宝箱を開けなくてもメニュー画面にコキリの剣を追加することは可能。まずマスターソードを抜いた後戻し、コキリの剣を B にセットする。次に釣り竿を盗む。最後に水に飛び込み、水から出ずにセーブする。これでメニューにコキリの剣が追加される。
マスターソードは、大人リンクが最初に B ボタンに装備する武器である。時の神殿で入手する。
もし装備画面からマスターソードが消えてしまったら、マスターソードを抜けばいつでも取り戻すことができる。また、大人リンクの B ボタンがカラの状態でマスターソードを抜くとアダルトリセット(Adult Reset)が発生する。
ガノンと戦うときは、全武器中でマスターソードが最も大きなダメージを与えられる。
ダイゴロン刀と巨人のナイフは実質同じアイテムで、どちらも同じダメージテーブルを使用し、また剣アイコンも同一である。この 2 本の剣は通常マスターソードの 2 倍のダメージを与えることができる。異なるのは巨人のナイフは値段が 200 ルピーであることと、8 回何かにぶつけると折れてしまうことである。折れた後は折れた巨人のナイフとなり、元の 1/4 のダメージになる(コキリの剣とほぼ同じと言える)。
盾はこのゲームの中でも非常に重要アイテムである。盾がなければボムホバリングや逆滑走など多くの技が発動できなくなってしまう。
デクの盾は、子供リンクが最初に装備する盾である。デクの盾の大きなデメリットは、燃えるものに触れると焼失してしまうことである。ただし炎の種類によっては触れても盾が燃えないことがある。また、ガノン城脱出の際、床に散らばっている燃える岩で盾を燃やすとクラッシュすることがある。このクラッシュについて詳しくはわかっていないが、塔下層部でゼルダを追うときに起こりやすいようである。
ハイリアの盾は、どちらの時代のリンクでも装備できる唯一の盾である。ハイリアの盾を一番入手しやすい場所はカカリコ墓地にある墓である。
別の入手手段として、店で 80 ルピーを支払ってハイリアの盾を購入することもできる。子供時代にデスマウンテン入り口にいる兵士にゼルダの手紙を見せれば、ランダムな割引を受けることができる。割引き料は 5 ルピー以上 40 ルピー以下で、必ず 5 の倍数が選ばれる。
ミラーシールドは、ツインローバの第 1 形態と第 2 形態にダメージを与えることができる唯一のアイテムである。仕掛けを解く時の主な使い方は光を反射して太陽スイッチに当てることである。ムジュラの仮面とは違い、太陽スイッチはこの方法以外では起動することはできない。ハイリアの盾と比べた時、ミラーシールドにはちょっとしたデメリットがあり、オクタロックやデクナッツの弾を防御すると跳ね返さず、壊れてしまう性質がある。
黄金のスタルチュラのしるしは、黄金のスタルチュラが倒された時に必ず現れる。ゲーム内では合計 100 匹のスタルチュラが発見できる。黄金のスタルチュラの場所全リストはこちらのページを参照。
しるし | 報酬 |
---|---|
10 | 大人のサイフ(最大 200 ルピー) |
20 | もだえ石 |
30 | 巨人のサイフ(最大 500 ルピー) |
40 | ボムチュウ(10 個) |
50 | ハートのかけら |
100 | 受け取り回数無制限の金のルピー(200 ルピー) |